昨日の夕刊より
2018/11/07
「1杯1万円の至福」と題された記事に目が止まった。
以下はその記事の要約。
福岡県のある喫茶店には一杯1万円のコーヒーがある。英国王室御用達の最高級カップで、極上のブルーマウンテンを飲む、おそらく日本一ぜいたくなコーヒー。至福のひとときを求め、注文は4年で300杯を超えた。
「一万円のコーヒーを」と注文すると、店の奥にある貴賓室に案内され、ドイツ・マイセン社の10万円のグラスでお冷が運ばれてくる。
出されるカップはミルトン社の磁器の中でも、最高級品と言われる「シュルズベリー」。カップとソーサー、そのしたのプレートと合わせた値段は500万円。
このカップに取り引きしているコーヒー会社の中で最も高い百グラム2000円のブルーマウンテンをネルドリップでいれる。
ソファーに身を沈めていると、湯気を上げるコーヒーが運ばれてくる。ここで記念撮影。写真は後日郵送してくれる。
帰り際には、マスター自慢のコレクションの中から1万円相当のカップがプレゼントされる。
「喜んだり、驚いたりするお客さんの顔を見るのが、私の至福のひとときなんです」とマスター。100杯ごとに10万円を社会福祉のために寄付してきた。
「よそにまねのできないものを」と2001年2月、1万円コーヒーをはじめた。
評判を聞きつけ、遠くは北海道からも客が訪れる。金婚式の記念に仲良く飲んでいった老夫婦も。この喫茶店のフアンという二人は、福岡市のホテルで開く結婚披露宴パーティーで味わいたいと出張サービスを依頼した。保険代理業の女性は、仕事が成功した時や誕生日に自分へのご褒美のつもりでこれまで15杯を注文した。
400杯目はすでに予約済み。777杯目を予約している人もいる。
以上。
このコーヒーを飲んでみたいというのはもちろんだけど、それよりも、こんなサービス(商品)を行ないたい、こんなサービス(商品)を考えられる人になりたいと思った。
得居 裕江
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