母指CM関節症の手術後の記録
ワイヤーを抜いてから14日。
この10日間で3本の講義とワークショップを無事終えることができたのは、本当にほっとしました。
しかし、右手首から指先までの鈍い痛みは相変わらず。仕事をする気力まで奪われるほどで、イライラも募ります。
前回のリハビリで「氷を数個入れた水(冷たすぎない程度)で冷やすと血行がよくなる」と教わりました。そこでデスク横に、大きめの細長いタッパーを用意。水を張り、タオルも常備。時々氷を4個ほど入れてかき混ぜ、そこに手を浸けます。
熱をもって腫れている手は冷やすと気持ちよく、その間だけは痛みを忘れられました。ただ、長く浸けることはできないので、タオルで拭けばまた痛みが戻ってきます。
結局、この繰り返し。
一方で、お風呂で温めると指を動かすのが楽になることもわかりました。
そこで電子レンジで温めるタイプのカイロを氷水の横に置き、冷やしたり温めたりを交互に試しています。
とはいえ、痛みがなくなるわけではありません。
今日からは、リハビリ前に専用のお湯と少し冷たい水に交互に手を浸けること10分。
先生曰く「やっぱりこの方が動きいいですね」。
さらに今日からリハビリは2コマに増え、1コマ20分×2で計40分。これがもう悶絶レベル。涙も悲鳴も出てしまいました。
最後は弾性包帯で手を巻き、しばらくして外して血流を促して終了。ふぃ〜。
ただ、リハビリだけでは痛みがなくなる気がしません。痛み止めの薬も効かず、夜も眠れない。そこで診察を受けることにしました。受付には「予約なし3時間待ち」とありましたが、午前の診察時間が終わっていたこともあり、1時間もしないうちに呼ばれました。
「先生、傷口から糸が出ているので切ってほしいのと、とにかく腫れと痛みがずっと続いています」と訴えると、先生は「糸はワイヤー抜くときについてきたんだねー」と言いながらチョキン。
そして「こりゃいかんね。なんともない人もいるけど、本当はもっとよく動かしてたほうがよかったんだけどね」と。動かすように努力はしていたのですが……。
「まず痛みを取らんと“なんちゃらかんちゃら症候群”になるけん、副腎皮質ホルモン剤を使おうかね」
ぜひぜひ。とにかくこの状態から脱したいので、強い薬でも大歓迎。こうしてステロイド薬を処方してもらい、5日後に再診することになりました。
会社に戻り、昼食を食べて薬を服用。
リハビリの痛みはまだ引きずっていて、パソコンのキーボードを叩くのも辛い。それでも、ほんのわずか(痛みレベル0.5?)ですが、鈍痛が軽くなったような気がします。
今日は無理せず、作業はやめておきましょう。
得居 裕江
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