風船ってどのくらいもつの【1、ゴム風船の原料】
2023/07/23
お客様から
「風船って、膨らませてからどのくらいもつのですか?」
というご質問をいただくことがあります。
これは非常に答えにくいご質問で、まず申し上げるのが
「一概には言えない」ということです。
「もつ」という感覚が人それぞれ一定ではないというのもありますし、
いつでもどこでも同じ、ということではないからです。
まずゴム風船は、何からできているのでしょう。
こちらがゴム風船の原料になる、樹液を取る為のゴムの樹農園です。
2004年 タイのプーケットにて撮影させていただきました。
樹液を採取する部分をアップすると、こんな感じ。
刃物でス〜っと樹皮を削ると、そこからジワ〜っと樹液がでてきて
それを右下に見えているカップに受けます。
白く固まった樹液が見えますよね。
一晩でカップ1杯。200ccくらいでしょうか。
これが天然ゴムのラテックス、つまりゴム風船の原料です。
天然原料100%で作られているゴム風船、
分解作用は空気に触れたとたんに、つまり膨らませると急速に始まります。
気温湿度、紫外線の影響をうけ、日光や水によって分解され
最後は自然に還る、地球にやさしい商品です。
だからこそ、自然環境の影響をもろに受けてしまうということなんです。
2021.4まで運営のバルーンポップ「お客様の素朴な疑問にお答えいたします」より転載。
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得居 裕江
代表取締役 : 株式会社バルーンポップジャパン、株式会社たくらみ屋
島根県生まれ、福岡県北九州市在住。1992年からPOP広告の企画制作指導を行ううちに、アイキャッチ率の非常に高い風船に注目。2000年にバルーンアートをメイン事業としたバルーンポップを創業。好きな物:スタートレック、カプチーノ、城戸ワイン、文旦、感性刺激ツアー。2020年11月、クラフトチョコレートのお店チョコロンブス開業。バルーンアートが得意なチョコレート職人 ^^
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