#1,001 petit-happy collections、1,000個達成〜 ^^
2004年からブログを書き始め、よもやまブログやバルーンの仕事系、そそる入り口ブログなど、あちこちに分かれてたのをこの私個人の社長ブログに統合しました。
そしてTEDの動画で見たニール・パスリチャ氏の、日常の小さな喜びを綴ったサイト「1000 Awesome things」のことを知り、私も真似して(ここはTTP)プチハッピーコレクションを始めたのが2015年3月。
4年と約半年かかって、プチハッピーがめでたく1000個になりました ^^
誰のためでもなく、まさにニール・パスリチャさんのように日々プチハッピーな出来事を書き留めただけで、他人にとっては、なんちゃないことを書いてるだけですが、時々読み返すと、気持ちがあったかくなるのです。
キツい時は何日も書く余裕もなかったりするけど、結構ここで肯定されてる気持ちになれます。
せっかくなので、ここに日本語訳の文章を貼っておきます。
最高の人生を送るのに必要な3つのAとは?ニール・パスリチャ(TED)
素晴らしい物語の始まり
40年前の1960年代、父と母がカナダに来た時から素晴らしい物語が始まりました。母はケニヤ、父はインド出身。2人はトロントに落ち着き新しい生活を始めました。
姉と僕はここで幸せな子供時代を送りました。
両親が子供のころは手にしていなかったものを、当たり前のように享受していました。いつでもつく電気、通りを渡ったところにある学校。道の向こうの病院。裏庭でアイスクリームを食べることもできました。
僕の人生はずっと幸せでした。2006年には、7月の青空の下、150人の友達や家族に祝福されて結婚。2007年に学校を卒業し、親しい友人2人と旅行しました。
人生に影がさしてきた
2008年と2009年はちょっと厳しい年でした。
自分だけでなく、みんなそうだったでしょう。テレビを見れば暗いニュースばかり。地球温暖化、戦争、地震、ハリケーン、経済状況はどんどん悪くなり、みんな家や仕事を失いました。
私自身、個人的な問題がたくさんあったのです。結婚生活がうまくいってませんでした。ある日、妻が仕事から帰ってきてこう言いました。
「もうあなたを愛していないわ」
人生で聞いた、もっともつらい言葉の1つです。1ヶ月後には、一緒に旅行に行った親友のクリスが、彼は、ずっとメンタルの病気を患っていたんですが、自殺してしまいました。
つらいことが続いて、絶望的な気持になりました。頭に浮かぶのは暗いことばかり。何とかして楽しいことを考えなければだめだ、と思いました。
楽しいことをつづるブログを作った
ある日、仕事から戻って、パソコンのスイッチをつけ、1000awesomethings.com というブログを立ち上げました。
誰もが好きな、シンプルで、どこにでもある小さな喜びを見つけようと思ったのです。頼んでいないのに、ウエイターがコーヒーのお代わりを入れてくれることとか、乾かしたばかりの下着を身につけるといったごくささいなことです。
このブログを書いているうちに、だんだん気分が上向いてきました。
この世界では、毎日ブログが、5万もできています。僕のブログはそんな5万個のブログの1つ。
母以外は僕のブログを知らなかったけど、少しずつ人が読んでくれるようになって、10人、100人と増え、そのうち何百万という人が訪れてくれるようになりました。
そして、世界で1番素晴らしいブログ(the Best Blog In the World award)という賞をいただき、ブログは”The Book of Awesome”という本になりベストセラーになりました。
きょうは、人生を素晴らしいものにしてくれる3つのAについてお話します。自分のブログや自分自身を成長させてくれたものって何だったんだろう、と考えてみたんです。
そして、その要素を3つにまとめました。Attitude (アティチュード 気持の持ち方)、Awareness (アウェアネス 気づくこと)、Authenticity(オーセンティシティ 自分自身であること)です。
Attitude (気持の持ち方)
誰の人生にもうまくいかないことってあります。先のことは誰にもわからない。絶好調のときもあれば、すごく悲しい時やつらい時もあります。
心が張り裂け、人生の流れに巻き込まれてしまいそうな時が。
こんなとき、2つの選択があると思うんです。
1つは、運命に流されたままになってしまうこと。もう1つは、悲しむだけ悲しんだら、前を向くこと。
どんなにつらく、難しそうに見えても、少しずつ未来に向かって歩き始める。これが、よいアティチュードを持つことです。
Awareness (気づくこと)
私は3歳児と一緒にいることが大好きです。子供にとって、見るもの、聞くものがみんな初めてのことばかり。
3歳児は虫をじーっと観察したり、目を見張ってびっくりしながら野球を見ています。
身の回りにあるものの素晴らしさに、素直に感動しています。
アウェアネスを持つことは、3歳児の目になって世界を見ることです。みんな、1度は3歳だったのだから。
Authenticity(自分自身であること)
1960年代に活躍したローズベルト・グリアというアメフトの選手がいます。彼は6フィート(1メートル82センチ)で300ポンド(136キロ)という体格。非常に屈強で、ほかの3人の選手と、「恐怖の4人組」と呼ばれていました。
とてもタフで、ワイルドに試合をしていたのです。
しかし、グリア選手にはもう一つ好きなことがありました。刺繍が好きだったのです。編み物も。刺繍や編み物をしていると、気持がリラックスするそうです。
引退後、彼は刺繍クラブに参加し、刺繍の本まで出しています。
このエピソードで私がいいなと思うのは、グリア選手は、いつも自分自身であった、ということです。自分の好きなことを素直に追求しました。
本物の自分自身であったのです。
これが、オーセンティックである、ということです。
この世にある素晴らしい物を味わい尽くすには、人生は短かすぎる
両親が20代で未知の国に来た時、とても前向きだったと想像しています。周囲のことを楽しむ精神が必要だったでしょう。そして、いつも自分自身でいなければならなかったと思います。
今、両親が一番前に座っているので、感謝の気持を捧げたいと思います。
初めてカナダに来た時出席した移民を歓迎する昼食会の話を、父はよくしてくれました。
パン、ピクルス、オリーブ、プチ玉ねぎ、ターキー、ハム、ローストビーフ、チーズ、ツナサラダサンド、エッグサラダサンド、サーモンサラダサンド、ラザーニャ、ブラウニー、パイなどなどあったそうです。
しかし、父はパン以外は見たことがなく、どれが肉で、どれが野菜なのかわからなかったのです。父は物の豊富さにびっくりしました。
5歳の時、父はよく私をスーパーに連れていってくれました。メキシコ産マンゴ、南アフリカ産リンゴ、モロッコ産のデーツを見て、父はびっくり。
私たちはモロッコがどこにあるのかすら知らず、家に帰って地図で調べました。
父はこう言いました。
「モロッコで誰かが木に登ってデーツをとり、トラックに乗せて港まで行き、船に乗せて、大西洋を渡り、また誰かがトラックに乗せて、うちの近くの小さなスーパーまで運んだなんて信じられる?それが25セントだ。本当にありがたいことばかりだ」
父の言う通りなのです。
私たちのまわりに、ありがたいことはいっぱいあります。素晴らしいものがたくさんあるのに、私たちは100年しか生きられない。
今、毎日会っている人も、この会場にいる人も100年後には誰ひとりいない。
こんなに人生は素晴らしいのに、今この瞬間にどんどん失われていきます。
私たちは、今より若くなることはありません。だから、逆境にあるときも、前向きに進むべきだと思うのです。3歳児の目で、周りのものを楽しみながら、自分らしさを大切にして。
そうすれば、豊かで充実した素晴らしい人生になると思います。
—- 要約ここまで ——
☆ニール・パスリチャさんのブログ⇒1000 Awesome Things – A time-ticking countdown of 1000 awesome things by Neil Pasricha
ということで、1000個は達成しましたが、これからもプチハッピーコレクションしていきます。
しばらくはガーナのレポートになるかな ^^
得居 裕江
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